習近平の一帯一路🇨🇳①(B&R Forum参加国分析で世界情勢を読む)
以前、米中の覇権国家の交代についてこんなエントリー↓で、
こんな風に書いたんですが、
自称保守・ビジネス保守論客は
「中国はそのうち崩壊・自滅するから大丈夫」
って気軽に言うけど、崩壊しなかったらどうするのか考えてるのかな?
『唯一の超大国』の座がアメリカからチャイナにスライドする、その歴史的瞬間だったんじゃないかなと思うトランプ訪中でした。(個人の感想です)
その後メジャーな英語メディアで続々と同内容の記事が出現してこんな顔↓
😱
になってます。
まずは、Washington Postのこの記事↓
この記事については既にこのエントリー↓で触れています。
今回は、アルジャジーラのこの記事↓
China has doubled down on its economic influence by launching the trillion-dollar One Belt One Road Initiative earlier this year, a mega-project that aims to connect Asia to Europe and Africa via a new network of Beijing-funded roads, railroads and shipping lanes. The message is clear: Where the US offers criticism and threats, China offers investments and hope.
日本の自称保守が見たら
「アルジャジーラはチャイナ🇨🇳からお金もらってるのか?😡」
って言いそうだけど、YouTubeのコメントとか見てると、イスラム圏の反米BOYSからは習近平さんへの期待値はとても高いです。
わたしなどは、
って思うけど、トランプが国内向け(トランプ支持者のコア層がChristian fundamentalistと呼ばれるキリスト教保守の為)に反イスラムを強調するせいで、ムスリム全体的に
反米+反トランプ=チャイナマンセー🇨🇳
の機運が高まりつつあるのは否めません。
さてそんなチャイナの覇権の象徴的な出来事となった今年5月の
Belt and Road Forum(一帯一路フォーラム)
について参加国を分析しながら2017年に決定的となった(?)チャイナ覇権🇨🇳を振り返りたいと思います。
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インド空軍とダノア将軍🇮🇳✈️の対中牽制🇨🇳
2017年12月12日の記事で、インド空軍の将軍がスリランカを訪問という記事に目が釘付けになったのでご紹介します。
この写真↓。
シーク教徒なのか、すごい独特の雰囲気がありますよね✈️
この方は空軍元帥のビレンダー・シン・ダノア氏
Birender Singh Dhanoa - Wikipedia
ビレンドラ・シンってなんか聞いたことある名前だなぁと思ったら安倍首相の訪印時に車にはねられちゃったインドの警察官の方と同じ名前だ😅
このエントリー↓でご紹介した通り、
現在本格的にチャイナ🇨🇳と対立関係にある国は実質上インド(と日本🇯🇵?←力無いけど)のみです。
アメリカですら、チャイナに首根っこ掴まれてるしね↓。
この、ダノア 将軍の2017年の外遊先を見ると面白いです。
7月 17-20 フランス(10-17がマラバール)
9月 オーストラリア、続いてアメリカ
11月 ベトナム(トランプアジア歴訪の直前)
12月 スリランカ
対中包囲網意識しまくりですね〜💁
今回のスリランカ訪問も、勿論、一帯一路でスリランカが借款を返せず、チャイナ🇨🇳がスリランカに軍港を作ったことへの牽制でしょう。
チャイナに靡きかけてるベトナムも、この人↓が来たらおおっ!ってなるかもね。確かに😅
ターバンについたブローチがその時々で違うのもおしゃれ💗
インド空軍の制服が素敵だなぁと思ったので、今日はインド空軍の写真を集めてみました。
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トルコのデスパ妻とバルカンのオスマン文化圏💃(クロアチア人のママ友の話)
クリスマス会にクロアチア人のママがトルコのお菓子を持ってきてくれました。
ロクムという、塩気のない強烈に甘いくるみ餅みたいなものです。
クロアチアにも似たお菓子があり、大好きで、トルコ系の食料品店に買いに行くらしい。
ちなみに、クロアチア人のママというのはトランプさんの奥さんのメラニアさん↓(スロベニア出身)をイメージしてください。見た目的にはイタリアとロシアの中間みたいな感じです。
ユーゴスラビアって長いこと血で血を洗う内戦をしていて、お互い憎み合ってるように思えますが、クロアチアのママのご主人はセルビア人だし、旧ユーゴスラビアのどの国籍かに拘らずママ友交流は盛んで(但し、観察範囲ではクリスチャン同士に限るかもしれない)、旧ユーゴ妻数人が集まってセルビアの歌手のコンサートに行ったりしているらしい。
旧ユーゴはおかしな民族主義で細分化されてしまったけれども、やっぱり文化圏としてはひとつなんだなぁと彼女たちを見ていて思います。
なんというか、オスマン文化圏というか(出た😱)
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カシュミールで最後に笑う国🇮🇳🇵🇰🇨🇳(カシュミールのママ友の話)
あんまり言語が通じないので込み入った話はお嬢さんを介して話す程度ですが、カシミール出身のママ友がいます。
例によってとても美人で(往往にしてヨーロッパにいる出稼ぎの外国人労働者は母国に帰国した際、地元で一番美人で若い女性を騙くらかして連れてくるようです←この辺も後日詳しく書きたい)、日本に在住歴もある歳上のご主人がいます。
10年近くインド料理レストランで働いていたとか。
パキスタン〜カシミール〜インドは言葉や宗教は違っても食文化は似たり寄ったりみたいで、インド料理レストランはパキスタン人もカシミール人も一緒くたになっているようです。
この人がちょっと老けた感じ↓。
実際の彼女は普通の洋装でヘッドスカーフもしていなくて見た目はインド人と見分けがつかないのですが、本人は口が裂けてもインド人であるとは言いません。
他のインド人のママと喋っているのを見かけて
「何語で喋ってるの?」
と聞いたら
「ヒンディよ。でもわたしの母語はカシュミール語。彼女は低地インド人だからヒンディで喋るの」
と言っていました。
続きを読む中東人はダンスナンバーがお好き?💃③(INNAのYallaとイスラームのアラビア語フェティシズム)
どうもこんにちは💁
いくつも中東政治関係の書きかけエントリーが溜まっているのですが、乗りかけた船なのでもう一つだけINNAのYallaで書きます。
INNAのYallaというのはルーマニア人の歌手INNAが英語とアラビア語半々で歌うこんな曲↓です。
これまでのエントリーはこちら↓
その2↓
ざっくり言うと、INNAのYallaがブレイクしたきっかけとして
①オスマン帝国以来の、キリスト教徒に踊らせてムラムラする伝統(主にトルコ)
②イスラム教以前からの舞踊の伝統(インド・イラン・アラブ諸国)
の二つをご紹介しましたが、他にも、
③Yallaは歌詞が英語とアラビア語←非アラブ諸国においても、イスラム教徒の一定程度の人は英語は言わずもがな、片言でもアラビア語が分かる
というのがあります。
Yallaは2015年の曲ですが、INNAはイスラム圏のアラビア語フェティシズムに目をつけていたのか、2012年のカタール、ドーハでのライブで既にアラビア語で歌ってみせて喝采を浴びています。
男性の野太い声援が😂
アイドルやなぁ〜💗
続きを読む中東人はダンスナンバーがお好き?💃②(INNAのYallaと中東女性のダンス熱💗)
今日は前回のエントリーの続きです。
インド系かなと思うような女の子がINNAのYallaを踊っている動画を見つけましたのでご紹介します。
Holudでググるとベンガル地方の結婚の儀式のことらしいので結婚式の余興でバングラデシュとかインドのベンガル州のベンガル人の女の子たちが踊っているのではないかと思います。
が、このダンス、子供のクラスメートのシリア人の女の子が踊ってた踊りに似てる!💃
北西ヨーロッパ人はフォークダンス、、じゃないけど、いまひとつリズム感がなく、お遊戯会なんかでのダンスもひどいものなんですが、子供のお遊戯会でシリア人の女の子だけはリズム感も腰つきも振りも尋常じゃなく巧くて、ちゃんと『踊り』になっていたんで気になっていたんですね。
「遺伝かなぁ?伝統かなぁ?なんであんなに巧いのかなぁ?」
なんて思っていたんだけどこの前聞いたら、
「ママに家で教えてもらってるの💃」
って言ってたので、(彼女のママはこんな感じのシリア撫子↓です(写真は拾い物です))
お買い物も旦那さんしかしないのでほとんどおうちにいらっしゃるようですが、ダンスするんですね〜
敬虔なムスリムの多い地域では女性がなるべく家の外に出ない方が良いようで、一般的にお買い物は男性がすることが多いみたいです。
(中東男の熱しやすい股間(想像ですが😅)のことを考えると妥当な予防的措置かもしれません)
外に出してもらえないイスラム文化圏の女性は息抜き(?)にダンスを習ったりするんでしょうか?
わたしのチュニジア人のママ友は体育大?のダンス学科卒のダンサーで、ヨーロッパでママになった後、ダンス講師をしていました。
この人に似てます↓
続きを読む中東人はダンスナンバーがお好き?💃①(INNAのトルコ・コネクションとオスマンの伝統)
今年の夏世界中で大流行りしたDespacito。
アラブ圏でも大人気で、Youtuberによりたくさんのカバーが作られたという記事を以前書きました。
音楽はプエルト・リコのレゲエなんですが、旧オスマン圏〜インドでも大人気だったみたいです💗
次のエントリーで書きますが、北アフリカのモロッコ〜バングラデシュの辺りというのはイスラーム以前から土着の(?)オリエンタルダンス文化があるようで、女性の露出を厳しく制限する宗教的背景の割にはダンス文化がとても盛んなんですね〜
というわけで、今日は数年前に中東で大ブレイクしたというルーマニアの歌手INNA(インナ)のYallaという曲をご紹介します。
MVを見て頂くとわかる(?)通り、歌詞の一部がアラビア語になっています。
Yallaというタイトルもアラビア語で"Come on"という意味だそうです。
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