訳が気になるイラク版社会派Despacitoとハザーラ人に会った話。
イラク発の社会批判っぽいDespacitoの動画を見つけたのでご報告します。
アラビア語が一個もわからないので断定は出来ないですが、Coverというよりは替え歌という雰囲気。
歌というには音階がなく、ラップと呼ぶにはリズム感が欠落しています(散々な言い様)が、イラクの悲惨な歴史を映像でまとめてあり、なかなか凝っていますので一見の価値ありです。
Up主さんはこの男性Mohammed Al Khafaji氏(Instagramより)。
若者〜って感じです。
スタジャン着てますね(アメリカナイズ?)。
1993年の湾岸戦争後に生まれた世代でしょうかね?
歯医者さんだそうです。(Instagramより)
イラク人なのかイラク在住のアフガニスタン人なのかよく分かりません。
(Google翻訳するとそれっぽい感じになる)
名前的にはアラブっぽい気もしますがどうなんでしょう?
アフガニスタン人はこの20年弱で世界のありとあらゆるところに離散しているので(元々が最貧国だし)あり得る話。
この前一時帰国の後ロストバッゲージで荷物が遅延した時、運んできてくれた運送会社の方がアフガニスタン人でした。見た目的に、多分ハザーラ人という少数民族の方じゃないかと思います。(一目でアジア系とわかる風貌)
ざっと見た感じではこの方に似てました。↓
出典:
アフガニスタン人とかハザーラ人とか言ってもヨーロッパに住んでると民族衣装着てるわけじゃありませんから、きいてみるまで何人なんてわかんないものです。
何故一介の主婦であるわたしがハザラ人を知っていたかというと、こういう記事を読んでいたからです。
イランの革命防衛隊がアフガニスタンから難民としてやってきたシーア派のハザーラ系住民をイランへの在留資格と引き換えにシリアの戦線で使い棄てにしているという記事です。
ヒゲの隊長こと佐藤正久元防相のこんなTweetや
【他人事ではない!ノルウェー元首相、米空港で拘束…イラン入国歴】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2017年2月5日
佐藤は議員になってから、イランどころか、シリアやイラク、スーダンにも渡航歴。顔も中東、特にハザラ人に似ているしhttps://t.co/JEXOkpAs0Y
シリア関係の
海外の軍ヲタが面白いことを書いてた。シリア軍歩兵がアレッポ南部の空軍大学で敗走してる映像がよく出てくるが、彼らは雑魚兵を最初に投入して敵戦力や配置を探る威力偵察に使っていると。本番はその後で、これからDarayyaから北上した共和国防衛隊が投入されて、本格攻勢が始まるのでは、だと
— Conflictwatcher@帰国困難 (@Conflictwatcher) 2016年8月30日
こういう記事でもよく出てくる、
中東の窓 : イラク首相のシーア派民兵のシリアへの越境要求拒否
イランがシリア軍の援軍に送っているシーア派民兵の正体はハザーラ人なのでは、と言われています。
わたしが会った方は、在住国の言語以外にも英語が堪能で、何故か日本語まで話される方でした。日本の千葉にも住んだことがあるっておっしゃっていましたよ〜。
最初電話で話してて独特の訛りがあるので黒人かなぁと思ってたら会ったらアジア系でびっくりして何人?って聞いちゃいました。
日本人には想像つかないですけど、ヨーロッパに限らず、少数民族がいるような地域の方って読み書きが(主言語に至るまで)壊滅的な方も多いですけど、何言語も話せる方を普通に見かけます。
このインド人の女の子のDespacitoも英語、スペイン語、ヒンドゥ語以外にドラヴィダ系の
で歌っています。
(勿論、この子は特別天才な部類だとは思いますが。。)
多言語って才能よりも環境要因の方が大きいと思うんですよね〜〜