コンサバ主婦のひまつぶし

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維新的、まっとうな政治とは?(2017/10/23 NHKスペシャル徹底討論 片山虎之助共同代表(維新))

この記事↓を書いたときに初めて知った日本維新の会共同代表の虎之助おじいちゃま。

konsabashufu.hatenablog.com

年齢こそ、うちの祖父母と2、3歳しか変わらないんですが、元気でお若い😆

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政策論もしっかりされてるし、番組に出ている各党の代表の中では役者の格が段違いでしたし、元々自民党の重鎮でいらしたというのもあり、自民党代表で出演されていた萩生田さんよりも自民党っぽかったです。

なんというか、55年体制の、昭和の自民党(良い意味で)。

橋下徹さんが海老蔵なら、片山虎之助さんは中村吉右衛門さん、松井一郎代表は片岡仁左衛門さん(か、中村橋之助さん)みたいな感じかなぁ。

維新は小さな党ですが、役者は粒ぞろいですね〜

 

 

討論での片山さんのご発言は、政策については妥当ではあるものの目新しい発言はなかったのですが、全体を通しての主張というのは下記のようなものでした。

虎之助おじいちゃま「今の政治はまず、与野党のコミュニケーションに問題がある。嫌いだとか、信用できないとか、これでは政治にならない。嫌いでもなんでも、相手の言うことをまずは聞かないと、議論にならんでしょうが😩

パチパチパチ👏👏👏

これだよね〜

野党も与党も幼稚すぎる。

虎之助おじいちゃま「相手の言うことをまず聞いて、自分の意見を言って、すり合わせる。それが政治でしょう?なんでもハンタ〜イ、ハンタ〜イとワーワー言っても何にもならない😠

 

ね、昭和の自民党感しません???

子供心に、あれはあれでダラダラして嫌だったけど、全然議論にならないよりはマシだったなぁと思いますよ😓

 

にわかに興味が湧いてもっと片山虎之助さんの言論を読みたくなったので、検索してみました。

少し古いものですが、なかなか味わい深いインタビューを発見したのでシェアします。

 

president.jpタイミングとしては2015年7月、橋下氏が都構想の住民投票に敗れ、引退を決めた頃。松野頼久氏が維新の共同代表だったときのインタビューです。

内容を要約すると

  • 安倍総理は日本語が不自由。一強多弱なのもあり独り善がりで強引な部分がある。野党がもっとしっかりしないと緊張感が足りない。
  • 安倍さんは規制改革と口で言っているだけで本当は好きではない
  • 橋下氏は発信力も実行力もあり、爽やか。安倍晋三に擦り寄られて客寄せパンダになるような小物ではない。敵を作ってしまうのが欠点ではあるが、従来の政治家には言い難いことも言える人物であり、これからの日本を作る存在だと思っている。
  • 維新は思想・理念は明快だが、政党・組織としての力が弱い(ので、都構想で押し負けた)と思っている。
  • 松井一郎氏は融通無碍なバランス感覚に優れた政治家。
  • 国会維新は自民党に飲まれないように気をつけなければならない。
  • 自治省の官僚出身なので元々地方分権推しであるということ。外交・安保では政権と是々非々、内政に関しては地方分権と中央集権で対立していくのが維新。
  • 政党政治にも人間的な信頼関係がないとうまくいかない。

以下に、主な部分を引用しておきます。

【片山】都構想のメリットがピンとこなかったのでは。人ではなく、制度、仕組みを選ぶ選挙はわかりにくい自民党から共産党までの反維新連合軍との戦いで、共産党公明党は足腰があり、動員力もありました。こちらも相当、動員したが、ちょっと足りなかった。

首都圏への一極集中を打破して多極分散にするには、まず2極にする。大阪、神戸、京都、それに私の出身の岡山あたりまで入れて、大きいもう一極の圏をつくる。それに、大阪府大阪市は区域が大きく重なって二重行政となり、その分無駄が大きい。それをなくそうという橋下さんの主張は説得力があったけど、わかってもらえないとダメですね。 

【塩田】政治リーダーとして橋下さんのどこを評価していますか。

【片山】今までの政治家は、リスクを伴うやや難しいことは言いませんが、言いすぎるくらいいろいろなことを言う。言ったことはやっています。発信力と突破力、発想も抜群です。それに礼儀正しい。私も石原さんも年寄りだけど、そういう老人キラー的なところもある。

【塩田】難点は。

【片山】敵をつくって物事を進めるところです。だから、無用な敵ができる。

【塩田】橋下さんと松井さんのコンビはいかがですか。

【片山】いいですね。松井さんは融通無碍、橋下さんは直情型で行け行けドンドン。上手にバランスを取っています。 

【片山】維新と自民党は外交・防衛では割と似ていますが、内政は違います。社会保障政策、国と地方の関係も違うし、道州制なんかももちろん違う。こちらの主張は一院制、首相公選制だし、アベノミクスに対する評価も違います。橋下さんは規制改革が大好きですが、安倍さんは口では言うけど、自民党の体質からいっても、本当は好きではない。

【片山】(略)私は「『政策は是々非々主義。国会運営は野党』という姿勢で行け」と公の会合でも言っています。今のところ基本はそういう線で行っています。国会運営で政府・与党が強引なことをやるなら、他の野党と組んで抵抗し、反対する。 

【塩田】「橋下不在」の維新の党は、今後、漂流するのでは、という懸念もあります。

【片山】漂流はしていないけど、自民党はしたたかな大きな党だから、与党に近づくと呑み込まれてしまう恐れがある。松野代表は野党再編を主張するほうが求心力が出ると思っているようです。橋下さんのように発信力も突破力もあり、実績もあれば、人は付いてくる。実績をつくっていくかどうかが課題(略)。代表就任後の国会での質問などを見ていますと、わかりやすい。ですが、それだけではダメで、深みや中身を付けて行く。それから、リーダーには徳も必要だと思いますね。

【塩田】これからの維新は、民主党も含めた野党再編の道を歩むことになりますか。
【片山】今の「一強多弱」ではダメですよ。緊張感がなくなる。場合によっては政権交代ができるということになれば、国民の選択肢が増えるし、政党同士が切磋琢磨することになります。今、野党同士、あまり仲がよくない。正直言ってそれぞれ器量の問題がありますけれども、そこをうまくまとめなければ……。

後編はこちら↓。自己紹介的な来歴の紹介・安倍首相についてのコメントなどです。

president.jp

簡単にまとめますと、

  • 自民党の比例の年齢制限で引っかかり、特別扱いされるのもギクシャクしそうだしということで石原慎太郎氏の太陽の党に移籍し、太陽の党が維新と合流して分党するときにそのまま維新に残った。
  • 総理は世論の反発を恐れず、本当のことを話すようにするべきだと思っている。話して国民に納得させる、それが政治家だと思っているのこと。(安倍さんへの不信・嘘つきイメージは、世論の反発への恐れから本当のことを言わない姿勢にあると思うので、すごくしっくり来ました)
  • アメリカで約束してきたからといって日本の議会で野党の合意を得ずに押し切ろうというのは良くない。
  • 党は党として、議会での発言にはもう少し大きい会派を作る方が発言力が増すと考えている。
  • 維新の若い人たちが将来しっかりと役割を果たせるようにお目付役のつもり。

こんな感じでしょうか。

とても古典的な意味の政治家でいらっしゃって、突飛なことは仰らないんですけど、すごく的を得ていて、詭弁家じゃないのでイライラせずに聞けます。

政策も政局も俯瞰しておられるのでemoい人の雄叫びemo系左翼🌀)に比べ、主張が明快で分かりやすい。

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テレビのコメンテーター、特にプライムニュースなんかで反町キャスターと丁々発止のやりとりをされたら面白いんじゃないかなぁと思いました。

三浦瑠麗さんと対談でも良いかも😊