ハスペルCIA長官のトルコ訪問と、カショギ氏長男の渡米。
今日もカショギ事件の続報です。
先日、おそらくカショギ氏の息子に動きがあるんじゃないかな？と言っていたら、
訪土していたハスペル長官の帰国とほぼ同時に、カショギ氏の息子もサウジを脱出し、渡米したとの報が入ってきました。
CIAの証人保護プログラムが発動？？？
まずはハスペル長官がトルコ所有のカショギ事件の録音資料を確認したというニュース。
カショギ事件に関与したと疑われる21人のサウジ国籍の人間の米国VISAを取り消すらしい。（米国内にも容疑者がいるということ？）
帰国後のトランプ大統領へのブリーフィングはこちら↓。内容は極秘になっています。
カショギ氏がアメリカに亡命していたのは知っていましたが、長男のサラハ氏も元々アメリカとサウジの二重国籍だったみたいですね。
A US spokesman said that Secretary of State Mike Pompeo had told Saudi leaders that he wanted Mr Khashoggi, a dual citizen, to be able to return to the US and was "pleased" that he had been allowed to do so.
Mr Khashoggi, who was filmed on Tuesday shaking hands with the crown prince, had previously been unable to leave Saudi Arabia because of a travel ban imposed following his father's criticism of the kingdom's leadership.
渡航禁止になっていたサラハ・カショギ氏を渡米させるにあたり、ポンペオ国務長官自らサウジの指導者層に圧を掛けたと受け取れる。
ポンペオ長官「カショギはうちの国民でもあるからね」
二重国籍でよかったね〜😭
危うく一生座敷牢になるところだったよ。
同じ木曜日。サウジでは、先週二人の側近をクビにし、十八人を取り急ぎ逮捕したバカ殿が粉飾委員会を立ち上げて最初の会合を開いた由。
The official Saudi Press Agency reported that on Thursday Crown Prince Mohammed chaired the first meeting of a committee to reform the state's intelligence services, which was set up following Mr Khashoggi's death.
Last week Saudi Arabia sacked two key advisers to the prince, and arrested 18 people.
一体何を話し合うのか。
トランプ大統領 "Worst cover-up ever"
トランプ大統領のPresidentialだなぁと思うのはこんなところ。
Very bad original concept. Was carried out poorly, and the cover-up was one of the worst in the history.
There should be a trouble, a very big trouble.
こんな簡単な言葉で本質を突いてくる。
呆れることは多々あるんだけど、サウジのお粗末さにほとほと呆れた感じ。
今後のトランプはサウジを責めもしないけど肩も持たないつもりなんじゃないかと思う。
No details were released, but media reports said that during the Turkey visit Ms Haspel had heard audio recordings that investigators claim capture the murder.
Mr Pompeo was also at the White House with Ms Haspel.
ホワイトハウスではポンペオ長官とハスペル長官が同席。
トルコ国営アナトリア通信↓では、
「渡航禁止命令を取り下げて渡米を許可した」
と強調されています。
「父を殺した人間との屈辱的な握手を強いられた」
と受け取れるような表現もあります。
当初トルコはカショギ氏の長男のサラハ氏をトルコに出国させようとしたけれど、出国停止で適わず、CIA長官に貴重な録音を聴かせるのと引き換えに出国禁止の取り下げの圧力と渡米・保護を依頼したのかなと考えています。
そもそも二重国籍でアメリカ人だった父親のカショギ氏の殺害では、アメリカ国籍所有者であったことを持ち出さずトルコvsサウジでサウジの顔色ばかりを伺っていたのに、息子の方は二重国籍を持ち出して保護する辺りの、アメリカのグダグダぶりが気になります。
トルコ憎けりゃ袈裟まで憎い。
みたいになってる。
そりゃ、トランプはサウジがお気に入りだからね、しょうがない。
エルドアンさんとは気が合わなかったみたいだからね。しょうがない。
MbSから電話一本入ればころっと言い分変わるくらいにはサウジマネーにどっぷり漬けられてるんだろうと思います。
バカ殿気質で合いそうだもん。
だけど、トランプはバカ殿気質だけど、本当のバカではないからね。
お得意様サウジは大切にするけれど、私情で肩入れしまくるほどはバカじゃない。
サウジにお金がなくなったらある程度のところで損切りはするつもりだと思う。（お金があるうちは切らない、そういう拝金主義がサウジを増長させているとも言えるけど）
個人的な好き嫌いを国際政治に反映させていくスタイル、トランプは湾岸金持ち政治に向いてる。
ご機嫌取りの下手そうなハスペルさんですが、大統領選の前まではトランプはヒラリーと仲良しだったみたいなので、逆にこういうお堅いタイプの女性の方が合うのかもしれませんね。
ハスペル長官「やれやれだわ…」
