ドバイのラティーファ王女、命がけの逃走🌊🌊⛵️
YouTubeにこんな番組↓が上がっていました。
アイルランドは有名な馬主のムハンマド首長が牧場を持っていたり、ハヤ王女が少女時代を過ごしたりでご縁があるそうです。
それより何よりすごいなと思ったのがこちらのブログでも取り上げた、現在幽閉されているドバイ首長の娘、ラティーファ王女の逃走劇。
フィンランド人男性が運転するモーターボートでドバイからオマーン沖まで逃れ、そこでフランス人の退役軍人が運転する大きな船に乗り換えてインドに向かったらしい。
かなり国際的且つ、組織的な脱走だったらしい。
意外に英語が下手だったドバイ首長
関連動画で出てきたBBCのドバイ首長MbRの独占インタビューも観たんですが、彼はあんまりしっかりしてないというか、スルースキルが低いなぁと思いました。
ムスリム同胞団への弾圧やリーマンショックによるドバイ危機、エジプトのクーデター政権やシリアのアサド政権についてなど、嫌な質問をされるとすぐムッとしています。
よく言えば正直、悪く言えば政治家としての老獪さに欠けるなぁという印象を受けました。
後、英国の王立陸軍士官学校を卒業したとのことでしたが、英語もあんまり上手じゃないなぁと思いました。
いや、十分しゃべれるんですけど、日頃使ってなさそうな感じがあって、
「この人はアイデンティティーとして、アラビア語を話すアラブ人なんだな…」
と思う。
ヨルダンのアブドラ国王なんかはその辺りのアイデンティティーの在り方が全然違うんですよね。
英語がネイティヴ並みというわけではない(ネイティヴに近いレベルではある)んですけど、お母さんが英国人というだけあり、英語に対して
『外国語を喋る』
という意識が薄いように感じます(アブドラ国王にとって英語は日常生活の一部)。
高校時代から英語圏で過ごしたハヤ妃にとっても英語は生活の一部で、その点でこの腹違いの兄妹は一致しているんだなぁと。
ヨルダンはGCCいち貧乏なパレスチナ難民の為のプールみたいなところかもしれないけど、王族はかなり西洋化した自意識を持って世界と向き合っている(だからカタール団交でも微妙に強硬派のサウジ・UAEと歩調をずらし、イエメン内戦にも加担しない←ヨルダンはシリア内戦という喫緊の課題があるということもあるけど)。
ハヤ妃はどうなる?
ハヤ妃の離婚したい理由は不明ですけど、湾岸の金満政治と低脳教育と軍国主義に嫌気がさして、息子にマシな教育を受けさせたいというのであればまぁわかるかなぁという気がします。
馬もウォール街の株価も街の繁栄も人の気持ちも金で買える
という考え方に、馬乗りのハヤ妃が反発するのは分かる。
トランプのイラン強硬は、選挙対策であると同時に、
NY株式市場の大口株主である湾岸王族へのリップサービス
なんですから。
但し、ハヤ妃の産んだ王子はヨルダンの国益を背負っているし、激高した夫と国益優先の兄が面子をかけて連れ戻すのは間違いないと思います。