中東の関ヶ原、大本営発表(カタール危機❸(③の補遺))
↓折角二日がかりで記事をまとめたのに、ジャジーラから大本営発表があって微妙に間違ってるところとかもありましたので、訂正を含めて記録しておきます。
↓こちらの、カタールのメディア、アルジャジーラから6/15に出た記事に基づいてまとめ直します。
断交
❶当事国
❷島嶼弱小お相伴国
❸破綻国家
❹破綻の火種を抱えているけれども国家の体をなしている
外交関係格下げ
❶謎にお相伴国(後で調べたい)
チャド、ニジェール
ヨルダン
仲介役申し出
❶一番実行力がありそう
トルコ、クウェート
❺名乗り、上げてみた(イスラム教国の中ではそこそこ安定した大国)
モロッコ、パキスタン
❷旧植民地に多くのムスリムを抱え、中東外交への意欲に燃えるマクロン率いる
フランス
❸自分でつけた火を恩着せがましく消しに行くトランプ大統領擁する
アメリカ
❹名乗りを上げる時点でアメリカ並みに『お前が言うな』の
イラン
イランが仲介役に名乗りを上げてるっていうの、控えめに言って面白すぎるんですけど。
そもそも、サウジのイラン包囲網作りの一環でカタールがしばきあげられてるのに。。
既に断交しているイランにこういうわけわかんないこと言われちゃうサウジって本当にダメだなぁと思うし、イランのこういうところ(ナチュラル上から目線)がサウジにとっては腹が立って仕方がないんだろうと推察。
パキスタンは、一昔前ならサウジの札束外交によろめきそうな国ですけど(勝手なイメージ)、大分国力が付いてきた(?)のと、やっぱりサウジ陣営のガバナンスがやばすぎてサウジ陣営に付くと政権批判の種になるのがあるんじゃないかな?
札束によろめいたら最後、国内がゴタゴタになりそう。
というのも、カタール危機勃発後サウジ陣営は
❶サウジアラビア:
シリアでアサドの虐殺に加担して空爆しまくってるロシアと接触
❷エジプト:
不倶戴天の敵?イスラエルと接触
❸UAE:
ラマダン記念コーラン暗唱大会からソマリアの選手を締め出し(カタールと断交しなかったという理由で)
地味だけど、一般ムスリムにとっては、❸も不興を買うんじゃないかなーと思いますね。ラマダンのおめでたい時に同胞に一方的に喧嘩を打った挙句、おめでたい行事にまで政治的な難癖を持ち込んで第三国に圧力をかけるっていうのは、コーランの大会なのに、主催者こそ教えに沿ってないんじゃないか?って。
❶も、シリアではイランと共闘してるロシアが、石油価格釣り上げ狙って(資源立国のロシア経済はサウジと同じくらい、原油価格に依存)サウジに就くっていうの、ロシアらしい仁義のなさが爆発。。死活問題だから仕方ないんだろうけど。
追記:アサド政権をめぐるメディア戦(スプートニクvsアルジャジーラ)などがあるのでカタールにはつかないのかな?
ソース貼っときますね。
❶サウジ、ロシアと接触
❷エジプト、イスラエルと接触(本当かいな?)
↓サウジ陣営がソマリアを約100億円で買収しようとしたけど失敗したという記事。
これが原因なのかな?と推察。
正直、カタール危機(メディアによっては湾岸危機とも)は完全なプロパガンダ戦になってしまっていて、ジャジーラ始めとするカタール系メディアの報道も、どこまで真実が書いてあるのか分かりません。