もはや日本は発展途上国。(2017/10/11 おはよう寺ちゃん活動中 三橋貴明さん)
チャイナとグローバリズムって感じで展開していこうかと思います。
どの動画か忘れたけど、三橋さんの動画で
三橋さん「安倍さんは何がやりたいのか知らないけれど、総理大臣でいることだけにすごく執着してますね。おためごかしで権力にしがみついてる」
って言っていらして、わたしと意見が同じだ💖
と嬉しくなりました。
誰とは言わないけど、最近の保守系論客は安倍ちゃんヨイショ・安倍ちゃん擁護ばっかりで保守のはずのわたしもうんざりですわ。
これ読んだら倉山さんもうんざりしてそうで笑える😂
他にも、印象に残ったのは
三橋さん「安倍さんの、『あんな人たち』問題ですけどね。あれは、完全に安倍さんの失敗。組織的な妨害は確かに悪いけれど、一国の総理大臣ともあろうものが、自分の守るべき国民に向かってそんなことを言うべきではなかった。
『あなたたちはわたしに反対の意見や異論があるかもしれない。でも、そんなあなたたちもわたしの守るべき大切な日本国民です』
と言って見せるのが総理大臣でしょう?自分の反対者を『あんな人たち』と呼んで国民から除外してしまった。あれは擁護のしようがないですね」
そうそれ、それよ〜〜
安倍晋三の器の小ささの真骨頂!!!
『あんな人たち』の一言に器の小ささが凝縮されてるんだよね😂(わかる)
さて、放送で話されたテーマをつらつら書いていきます。
◉維新・希望のグローバリズム。
日本にはルペンやトランプのような反グローバリズム政党がない、これは日本の不幸だという三橋さん。
去年のオランダ総選挙やオーストリア総選挙など、ヨーロッパでは確かに右派の躍進が目立ちますけど、フランス・イギリス以外は東欧移民からのストレスをイスラム系に転嫁した反イスラム主義にすぎなくて、経済的なグローバリズムに反対するような本質的な反グローバリズム政党はないと思います。
日本の論客の方の話って、ヨーロッパに関してはズレてるなあと思うことが多いですね〜
普段アメリカばっかり見てるっていうのもあるでしょうけど、
『欧米』っていうくくりで
アメリカ≒ヨーロッパ
みたいに考えてる人が多い気がします。
ヨーロッパから見たら、アメリカって
「野蛮だけどお金あるし力が強いから仲間にしておこう」
みたいな用心棒ポジション(ヨーロッパから見ると新大陸は後進国家だという侮りがある)なんですよね〜
トルコや日本もそういうポジション。
「(金・力があるから)仲間に入れてやってもいい」
みたいな。G7っていうのはそういう意味で、日本がヨーロッパの軍門に下ってる象徴なんだよね。
日本という似非西欧国家を仲間と認めてあげる。という。
こんなプライドのないことはないし、
「G7は利益を共有する者たちの仲良しクラブ(自分にはチャイナもいるし上海条約機構もあるからG7はそもそもおよびでない)」
っていうのも、ただの負け犬の遠吠えじゃなくて、一理あるわけですよ。
ヨーロッパ人のヨーロッパ中心主義、白人至上主義を論客と言われる人たちはあまりに無視していると思う。
ヨーロッパ(大陸)のヨーロッパ中心主義vsイギリスのブリテン中心主義
の摩擦の結果がBREXITでした。
ブリテン島というのはヨーロッパの辺境で、大英帝国というのはヨーロッパの外に目を向けることで繁栄してきたわけです。
それが、罷り間違ってEUなんていう大陸の寄合に顔を出したもんだから、辺境扱いされて激おこ(←今ココ)っていうことなんです。敗戦国ドイツのリーダーシップへの反発ってあるよね。
オーストリアでは右寄り政党の反移民・反難民政策を中道右派がコピーして勝ちましたが、オーストリアってそもそも、ヒトラーの出身地な上にナチスの悪行をドイツに押し付けて(そしてドイツはナチスという組織に押し付けて)
「わたしは何も知りません😊」
という人たちなので、リベラルとは程遠い選民思想の塊みたいな国なイメージです。
うちの子の幼稚園のオーストリア人のクラスメートの男の子は、シリア難民の同級生の女の子に石投げてましたからね(先生の見ていないところで。先生が振り向くと辞める姑息さ)。
で、その子こんな顔してるんですよ↓
顔だけ見たら天使👼だけど、中身はマジでナチ。
子供がそんな風っていうことは、家でお父さんが相当色々言ってるなと思いました。
オーストリアにはムスリムの難民よりもハンガリー・ルーマニア・チェコ・スロバキアなどの東欧からの移民の方が断然多いし煩わしいはず(実際、仕事も奪われているはず)なのですが、過去に併合したり奴隷化したり(オーストリア=ハンガリー帝国とハンガリーのチェコ・スロバキア併合の二重帝国支配)した負い目があることと、数が多すぎて敵に回すと国自体を乗っ取られる可能性がある為、ムスリムを槍玉に挙げている面があると思います。
東欧系は中東・アフリカ系に比べ言葉の壁が低い(ので文句も言うしロビィストや本国人がEU本部に告げ口する)上に、繁殖力もムスリムに比肩するくらい大きいので、2、3世が帰化するようになると、それこそオーストリアの国体の危機だと思います。
表向きムスリムを槍玉に挙げて法整備し、結果的に東欧系移民の定着を防ぐという政治的意図があるのかもしれない。
素人考えですが。
奥山真司さんのアメリカ通信、時々観てるんですが、この人本当に留学してたのかな??って思うくらいヨーロッパ・イギリスに関する知見が的外れ(あるいは時代遅れ)で(わたしはアメリカには行ったことがないのでアメリカについては評価を置きます)これを鵜呑みにするのはヤバイと感じます。
奥山さんって英語文献(雑誌とか新聞とか)はよく読んでるけど、あんまり外国のこと知らないし、自分の頭で考えてないなぁって感じがする。守備範囲がアレだから批判が少ないけど、左派なら内田樹的な受け売り学者かもしれない。
あまりに感覚が拝NYTジャパニーズ。
ガイジンの嫁さんでももらってちょっと国際感覚養った方がいいよ〜
受ける和田さんもあたかも
「ヨーロッパはキリスト教的価値観でまとまってうまくいってた」
みたいなこと言うし。的外れすぎ。
いやいや。そんなことないから。
EU本部や国際機関に勤めるような汎ヨーロッパ的エリートは価値観共有しまくりで
「ヨーロッパはひとつ〜〜🎶」
って言ってましたよ。でもそれは2000年代前半までの話。
ヨーロッパが東欧に拡大して以来、庶民の生活は大混乱ですよ。ヨーロッパも政治家はエリートだからリベラルでも、大多数の庶民は保守的なんです〜〜
留学や転勤でエリートしか付き合ったことのない日本人はそういうとこ分かってない〜〜
東欧の民はひたすら西へ西へ
GO WEST
チェコ人はドイツへ。ドイツ人はイギリスへ。
移民が来て賃金が下がるものだから、ドミノのように国を追われて行ったところ、イギリスがEUから出た💖(←今ココ)。
(イギリスは社会システム上&教育システム上、外国語学習が弱い(英語がどこでも通じるし、他の言語と触れ合う機会がない)というのも難点だったと思います(外国語音痴は日本とも通じるよね)。)
日本は商業グローバリズムだけで人の移動がない(ことになっている)ので公約として有権者にアピールしにくいのもあるでしょうね。実際、ヨーロッパがアフリカからの経済難民を使役インドネシアや中国の技能研修生(&非正規雇用の国民)に奴隷労働させてるだけだもんね。
ナチっていうのは国家社会主義の略なんで、経済左派こそヤバイと思いますけどね。
◉トルコ・アメリカが相互にビザ発給停止。
クルディスタンとアメリカ、トルコvsPKKの関係とクルドからの石油の輸出について
三橋さん中東にもお詳しいんですね〜。やるなぁ(謎の上から目線)
クルディスタンは石油輸出を封鎖されて困るけれど、トルコ政府もクルディスタンの石油からマージンを得ているので折り合うだろうという話。
わたしはアメリカは最終的にクルドから梯子を外すと思いますが、どうでしょうね。
クルディスタン+トルコ+イランからアメリカが梯子外されるっていう展開も面白いかな。
今のイランとトルコが結託すればそのくらいできそうです。
◉百貨店の売り上げが上向きになった話。
が、若い人が百貨店で買うわけでもなく、海外観光客からのインバウンド需要に依存している状態ということ。海外からの観光客が増加してるのは政府のCOOL JAPAN政策が奏功しているからでも世界が親日だからでもなんでもなく、
「日本は安い」(外食・宿泊・買い物)
って思われているからですよ。
こういうこというと反日とかパヨクとか言われるのかなぁと思うけれど、在外の愛国者として本国の愛国者の皆様には苦言を申し上げたい。
日本人は国際感覚がなさすぎる
と。
例えばチャイナの話。
日本人が「中国」って聞くとイメージするのは多分こんな感じ↓ですよね?
こういう感じもあるかもしれない↓
けれども、西洋人から見たチャイナはこんな風↓に見えているんです。
え???日本???
って感じでしょ?
いつかの日本のポジションが完全にチャイナに奪われてるんですよ〜〜
日本の政治家も、論客もそのこともっと自覚しないとやばいよ〜
本当のこというとネトウヨが「反日」って突撃してくるから言えないのかなぁ?
ついにチャイナも、周辺国に自分の言うことを聞く独裁者を立て始めたようです。
中華帝国の覇権もかなりかつてのアメリカ・ソ連並みに確立してきているのかな。
チャイナがこれからどれだけ伸びるのか、正直わたしにはわかりません。
右寄り論客はチャイナはもう終わりっていつも言ってるけど、そう簡単には終わらないと思います。
確かに、20年後振り返ったら
2017年はチャイナの全盛期だった
って言われるのかもしれない。
けれども、チャイナはかなり特殊な世界戦略(人口学的侵略というか、浸透戦術)をする国なので、かつての他の覇権国よりも息が長い可能性があります。
漢字文化圏というのは強いです。
わたしの住んでいる国の中華屋さんでも、タイや台湾、マレーシア、シンガポールなど、中国以外からの食品を多数取り扱っていますが、パッケージが漢字表記です。
近所のマレーシア人のママ友(チャイナ系)に聞いた話ですが、1940年代、国共紛争で敗れた国民党関係者が、福建省・広東省から大量に東南アジア諸国に亡命したそう。
彼女が
というのでどうしてか聞いたら、台湾語(Taiwanese)というのはそもそも福建省の方言なんだとか。
亡命チャイナ人は国民党時代の繁体字のままなので中国語(Chinese)の中では台湾方言(Taiwanese)になるのだとか。福建省と広東省からの亡命者が多い為、香港の広東方言(Kantonese)もよく通じるということでした。
彼女のご主人も福建系チャイナ人ですが、こちらの企業の現地採用で雇われており英語で子育てしています。彼女のママ友は本土系のチャイナ人が主で、子供は中国語学校に通わせ、ゆくゆくはこっちの永住権・国籍をとってチャイナ系の移民としてやっていくつもりらしい(*彼女の一家はマレーシア国籍)。
わたしの住んでいるところはヨーロッパの片田舎ですけど、世界中でそんなことが起きていると思いますよ。
今はシンガポールもややチャイナ強硬派だし、台湾は民進党が頑張っているけれど、世代交代が進んでチャイナ本国の力がもっと揺るぎないものになると、
汎チャイナ主義
で、チャイナ傍流の国民党国家(シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピンなど、華僑はいたるところにいる)が本国にすり寄ってくる可能性があると思いますよ。
そのとき日本の政治家は何ができるのかな?
インドと対中包囲網とか言ってるけど、その時になったらインドの方がチャイナに包囲されているんです。
チャイナのグローバリズムは、世界のチャイナ化である。
そう考えると、グローバル化は世界の西欧化だったのかもしれない。
(ヨーロッパのエリートはすべからくリベラル=マルクス主義無神論者。アメリカはキリスト教論理が強いのでまたちょっと違う気がする。)