トランプアジア歴訪と米中のソフトランディング。(始まってしまったG2🇺🇸🇨🇳 #アベプラ 遠藤誉)
今日は
世界が注目する米中首脳会談🇺🇸🇨🇳
のお話です。
何故世界が注目する、かというと、残念ながらこちらのニュースでは
日本で安倍首相とトランプがゴルフした、程度には報道されても、
「ああ、またか」
くらいの感じであまり注目されていません。
非常に残念なことなんだけど、ヨーロッパでは
日本は3・11以降完全にオワコン扱い
です。
勿論、アニメファンやオタク、健康志向の日本食好きの方はたくさんいます。
けれども、国としての注目度は完全に、
チャイナ🇨🇳>>>>>日本🇯🇵
になってしまった。その前までもじわじわきてたけど(民主党政権のせいかも😓)、東日本大震災は結構決定打だった気がします。
あれを気に日本がダメっていうよりも一気に
「これからはチャイナだぁああああああ🇨🇳」
って機運が生まれたEU周辺。
習近平政権が爆誕して近平ちゃんとプーチン(EUの天敵)がお近づきになり、
一帯一路で一気にヨーロッパにチャイナのプレゼンスが高まった感。
日本は島国なので(&🇺🇸も新大陸なので)
「一帯一路何するものぞ」
ってネトウヨもビジネス保守論客も馬鹿にしてるけど、トランプアジア歴訪の注目度は、ヨーロッパ的には
米中首脳会談🇺🇸🇨🇳>>>(超えられない壁)>>>日米首脳会談🇯🇵🇺🇸
のようでした。
まあ、歴訪の主目的とされる北朝鮮問題の鍵はチャイナな上に日本の決定権は0なんで、当たり前と言えば当たり前だけれども、そもそもこっちでは相変わらずそんなに北朝鮮って注目されてないので(ミサイルが飛んだ時だけちょっと話題になるけど次の日には消える)やっぱりチャイナと日本は国家プレゼンスが全然違うんだなとしょんぼりです😩
まず観ていただきたいのは、アメリカの番組での日本の安倍首相の歓待(ケツ舐め外交?)の馬鹿にされっぷり↓
Colbert notices Abe's extreme flattery of Trump: "Alright, Shinzo! Leave a few of the strokes on the golf course." 🤣💯🇯🇵 pic.twitter.com/MCO6p5jHlK
— asuka (@asuka_250) 2017年11月8日
元ネタはこちら↓。ニュース風ですが、反トランプなコメディ・ショウなのでまあ、目くじら立てるほどのことでもないですが、アメリカにとっての日本はもはやトイレットペーパーみたいな存在であることは確かかと(言い過ぎ)。
同じ系列の(こっちは真面目なニュースだけど)日中首脳会談はこんな感じ↓
韓国と中国がごっちゃに報じられている感(韓国国会🇰🇷の演説が😱)。
マイアミのローカルだからか
韓国は中国の一部だと思われている(?)
ようです。
まあ、一般的なアメリカ人のリテラシーなんてこんなもんだと思う。
中国人も韓国人も日本人もタイ人も台湾人もベトナム人もざっくり
アジア人
というくくりなので。
比較の為に来日時のニュース。北朝鮮中心のニュースなので、金正恩とトランプが中心で安倍さんはカメオ出演レベル😓
トランプ来日の『おもてなし』は外務省はすごく頑張ってたと思うし、トランプもゴキゲンで楽しかったと思うし、安倍さんのことも好きだとは思うんだけど、
紫禁城の皇帝の部屋でお茶をして帰るトランプ&メラニア夫人のこの笑顔↓
完全にご満悦😱
そもそもヤクザの親分が子分に接待されて、「ありがたい」とか思いますか?
「ヨシヨシ、愛い奴」
とは思っても、一方で
「子分なんだから当然」
とも思っている。
ヤクザの親分が対立ヤクザの親分に豪華接待されたらどう思うんでしょう?
「俺は、こんな大物ヤクザに一目置かれている😎」
って自己肯定感アゲアゲ↑↑↑になるんじゃないでしょうか?
紫禁城の英訳のForbidden Cityっていうのも、
普段は立ち入り禁止なのにトランプだけ特別
に入れてもらえた感があって、トランプは
「ヤバい俺😮」
「近平スゲエエエエエ😆😆😆」
ってなってるんじゃないかと😓
アメリカ人ってスケールのデカイもの、古いもの、大げさなもの、大好きだし、トランプさんってそういう意味では典型的な気のいいアメリカ人。
日本の隅々まで心配りの行き届いたおもてなしは気持ちよかったでしょうが、
バーン、ドーン、ジャーン、どうだ参ったか!
のチャイナ式に完全にインパクトで負けたと思う。
結果これ↓
おもてなしの機微とか日本の心とかトランプにはトイレの(以下略
ネット上には安倍首相からのプレゼントの帽子の
DONALD & SHINZO
MAKE ALLIANCE EVEN GREATER
がすごく痛々しいというコメントも多数🙈↓
日本国民としては辛いことだけれど、捨てられようとしている日本が池の中の鯉のようにバタついているだけ。
まさにこんな感じ↓
そう、事実上捨てられたサウジは現在進行形でバタついているのです。それが今回の有力王子の粛清にも繋がっていると思っています。
日本は、大国としての役目を終えつつあるアメリカに梯子を外される準備はできていますか?ということ。
ネット保守は日本のおもてなしと比較して韓国のおもてなしをボロカスに言って喜んでいるけれども、むしろ日本の方がヤバいってことに気づいてない😱
保守論客は
「文在寅は何を考えているんだ?」
ってよく言いますけど、彼は
「アメリカの同盟国であることを軸に、中国と敵対しない範囲で妥協する徹底したリアリズムの政治家であり、常に合理的で一貫している」
んです。
かく言うわたしも渡邉恒雄さん・小泉悠さん・近藤大介さんの対談本、『大国の暴走』を読んで(オススメです💗↓)「なるほど」と思ったクチですが。
梯子を外す準備をしているアメリカ🇺🇸と、梯子から降りようとする韓国🇰🇷
北朝鮮のスパイ呼ばわりされている(し、実際そんな風に見える)文在寅大統領ですが、実際は北朝鮮云々よりも
「韓国がアメリカの衰退後、チャイナに飲み込まれることを見越しながらうまくスライドしようとするスーパーリアリスト」
なんです😓
アメリカの世界戦略が
「守ってあげる💪💪💪」
から
「お手伝いします👍」
になっていること。それが2015年の安保法制であり、会見を急ぐ安倍首相の暴挙の数々であるということが、だんだんわかってきた(?)気がする。
元自民党で維新の共同代表の片山虎之助議員の安保法制のお話を読むと安倍さんの強引さの背景には、やっぱりアメリカがあるのかなと思いました。
安倍さんの答弁を聞いていると、集団的自衛権を何に使うのか、よくわからない。「ホルムズ海峡での機雷掃海だけ」みたいな答弁をしていましたが、もっと本当のことを言わなければと思います。「自衛隊のリスクは増えません」と言っていますが、誰が考えても、リスクは増えるに決まっています。「リスクは増えるけど、できるだけ増やさないようにします。ここまでは自衛隊のみなさんを危険にさらすけど、こういう措置を取ります。それをわかってください。それをやらなければ、日本の安全は守れないし、アメリカも本気で守ってくれない」と本当のことを言うべきだと思いますよ。本当のことを言わなければ、国民はわかりません。だから、6割も7割も反対に近い人がいるんです。
「自民党は常に非常に抑制的であったのにアメリカガー😩」(by高村副総裁)
らしいし(『国家の矛盾』より↓)。
安全保障系の話をすると支持率に響くので政権としてはあんまりしたくないけれども、
「北朝鮮のおかげで国民の関心が高まった」(by麻生副総理)
北朝鮮っていうのは究極のところどうでも良くて、結局は、超大国の座から滑り降りるアメリカに捨てられた日本は
チャイナの崩壊を寝て待つの?
ってこと。
自称保守・ビジネス保守論客は
「中国はそのうち崩壊・自滅するから大丈夫」
って気軽に言うけど、崩壊しなかったらどうするのか考えてるのかな?
『唯一の超大国』の座がアメリカからチャイナにスライドする、その歴史的瞬間だったんじゃないかなと思うトランプ訪中でした。(個人の感想です)
『大国の暴走』の近藤大介さんの弁、
「中国はトランプ政権を歓迎している。トランプは『英語を話す中国人』、絶対にウマが合う」(金と家族しか信じない)
と、遠藤誉さんの
「習近平の母校清華大学には人材育成のために50人のウォール街人がいる」
って話がリンクした#アベプラでした。
28兆円で首根っこ掴まれたトランプは東アジアの撤退のカウントダウンを始めたかもしれない。www.asahi.com
トランプの公約、
MAKE AMERICA GREAT AGAIN
MAKE WORLD CHINA AGAIN
は実はぶつからないんです。
(世界がチャイナだったことは一度もないということはともかく、チャイナのロジックは世界🌏=チャイナ🇨🇳😓)
アメリカがグレイトであれば一番が二人いてもいい。
チャイナは(中国がNo.1になるまでは)絶対にアメリカに敵対しないのですから。
括弧の中のロジックをトランプは分からなくても政権は勿論理解しているでしょう。
でも、実際登り調子のチャイナを蹴落とすことは、経済的にズブズブなアメリカには出来ない(ここが冷戦との大きな違い)。
トランプ・習近平「G2始めました」
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